第1世代 Ryzen 3 2200GでWindows 11は使用できるのか?

Windows11 互換性チェックの結果

Ryzen 第1世代のCPUは、Microsoftの「Windows 11 でサポートされている AMD プロセッサ」(2021/06/24版)に掲載されていないので、Windows 11へのアップグレードはできないのかと悲しく思っている人は多いのではないでしょうか。Ryzen 3 2200Gを使用している私もその一人です。わずか、3年前のCPUなのに!

ただ、「条件が厳しすぎる!」という世間の声が届いたのか、互換性のチェックアプリが撤回されたり、Microsoftが要件を緩和する可能性はあるのかもしれません。

また、要件が緩和されなくても、「Windows 11 のシステム要件、機能、デバイスの要件について」に書かれているCPUの要件は「1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)」であり、これ自体は緩い。厳しいのは、TPM 2.0への対応です。そして、Ryzen 第1世代のCPUは、TPM 2.0に対応していない…のかと思ったら、どうやらそうではない…。

これは、私のRyzen 3 2200Gを使用する自作PCのデバイスマネージャーの画面なんですが、「トラステッド プラットフォーム モジュール 2.0」がある!

(なお、使用するマザーボードによっては、UEFIの設定で、TPMを有効にする必要があるようです。ちなみに、ASUSの場合は、[Motherboard] ASUS マザーボードに Windows 11 をインストールする方法は?というFAQに、その方法が載ってます)

そして、Microsoft公式の互換性のチェックアプリは2021年8月22日現在も「準備中」のままなんですが、Microsoft Storeで公開されているReadySunValleyというフリーのアプリでチェックしてみると、「Sun Valleyに対応しています!」と表示されました。

Windows11 互換性チェックの結果

まあ、公式のチェックアプリではないので何の保証もありませんが、まだ第1世代のRyzenについては、Windows 11にアップグレードできないと完全に諦めなくても良いのかもしれません。

マイクロソフトの公式のブログでも”we will test to identify devices running on Intel 7th generation and AMD Zen 1 that may meet our principles.”と言ってますし。